「六甲山みよし観音オートキャンプ場」で検索してこのページに来た方に、先に結論をお伝えします。
六甲山の山上に、車を横付けして泊まれる場所が新しくできています。神戸市灘区六甲山町北六甲、標高850m。公式サイトの著作権表記は2026年で、キャンピングカー用の駐車場を宿泊できるようにした施設です。
ただし公表されている情報が非常に少ない施設でもあります。この記事では、公式サイト・公式予約サイト・運営会社のプレスリリースで確認できたことと、どこにも書かれていないことを分けて整理します。2026年10月には、書かれていないことのいくつかを施設に電話で確かめました。
先に、当サイトの訂正です。これまで六甲山の記事で「六甲山上で実際にテント泊できるのは『そうぞうのすみか』ほぼ一択」と書いていました。この施設の営業を確認したため、該当箇所を訂正しました。お詫びして訂正します。
公式で確認できたこと
公式サイトと公式予約サイト(タビチャットエンジン)、運営会社のプレスリリースで確認できた範囲です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 六甲山みよし観音オートキャンプ場 (予約サイトでの表記は「六甲山 みよし観音 キャンピングカー 駐車場」) |
| 所在地 | 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-387 |
| 標高 | 850m(運営会社のプレスリリース) |
| 運営 | 三恒ストラテジー株式会社 |
| 料金 | 5名1泊 10,000円〜(公式予約サイト・基本プラン/食事なし/事前決済のみ) |
| 泊まり方 | 車を横付けするオートキャンプ。予約サイトの説明には「2人用テントも常設」とある(2026年10月に施設に電話で確かめると、2人用の常設は今はない。下の「施設に電話で確かめたこと」) |
| 備え付け | 各ブロックにバーベキューコンロと焚き火コンロ。有料レンタルあり(公式サイト:4人用テント1張2,000円・シュラフ1個1,000円) |
| 設備 | 公式サイトの設備欄に「水洗トイレ」「流し場」「100V電源」「夜間照明」「監視カメラ」「Free Wi-Fi」「小〜大 ペット Free」の表示(2026年10月8日確認) |
| アクセス | JR神戸線 住吉駅から車で26分/六甲ケーブル下駅から車ですぐ |
| 予約 | 公式サイトの予約ボタンから予約サイトへ |
「5名1泊10,000円〜」は、1人あたり2,000円からという計算になります。六甲山上でこの価格帯は他にありません。
2026年春には「1日限定4台」の企画がありました
運営会社が2026年3月に出したプレスリリースによると、3月20日〜4月20日に「春の特別体験」として1日限定4台・車1台5,000円(山の自然を守るための清掃費)という企画が行われていました。常設の2人用テントと多機能コンロを使う、道具を持たずに行ける形です。
この企画がすでに終わっているのか、同じ形で継続しているのかは公式に書かれていません。通常の宿泊プランとは料金体系が違うので、混同しないよう注意してください。
「キャンピングカー駐車場」という名前の意味
予約サイトでの正式名称は「六甲山 みよし観音 キャンピングカー 駐車場」です。名前だけ見ると車中泊専用に思えますが、プラン説明にはこう書かれています。
キャンピングカーでなくても普通乗用車で手軽にオートキャンプが楽しめる設備が充実しています。各ブロックには安全に使えるバーベキューコンロや焚き火コンロが備えてあります。そして2人用テントも常設。到着した時からすぐにオートキャンプを楽しむことが可能です。
つまり普通の車で行って、テントで泊まれる施設です。キャンピングカーを持っていなくても使えます。
ただし、2026年10月に施設に電話で確かめると、2人用テントは小さいため今は常設しておらず、テントは4人用の有料レンタル(公式サイトでは1張2,000円)だけとのことでした。自分のテントは持ち込めて、持ち込む人が多いそうです。
六甲山上でテント泊できる場所は、いま3か所
六甲山の山上(神戸市灘区六甲山町)でテントに泊まれる施設を、公式ページで確認した結果です。
| 施設 | 所在地 | 泊まり方 | 料金の目安 | 営業 |
|---|---|---|---|---|
| 神戸市立自然の家『そうぞうのすみか』 | 六甲山町中一里山1-1 | 自分のテント。オートサイト(車横付け・電源あり)もあり | 公式サイトで要確認 | 通年 |
| 六甲山みよし観音オートキャンプ場 | 六甲山町北六甲4512-387 | 自分のテント(持ち込み可=施設に電話で確認)か、有料レンタルの4人用テント。車を横付け | 5名1泊10,000円〜 | 年中無休(施設に電話で確認) |
| 六甲山アドベンチャースクール | 六甲山町北六甲4512-98 | プログラム参加型の1泊 | 大人19,800円〜(GREENIA入園付) | 季節営業(2026年シーズンは3月20日〜) |
参考までに、六甲山アスレチックパークGREENIA(旧・六甲山カンツリーハウス)ではテント泊はできません。10:00〜17:00の日帰り施設です。また六甲山YMCAは2024年3月で受付を終了しています。
六甲山アドベンチャースクールとみよし観音は、住所がどちらも「北六甲4512」番台です。GREENIAのすぐ近くという位置関係になります。
アクセスと、帰りに寄れる温泉
公式サイトには「JR神戸線 住吉駅より車で26分」「六甲ケーブル下駅より車で1分」と書かれています。公共交通で上がる場合、六甲ケーブルは下駅から山上駅までが約10分ですが、山上駅からキャンプ場の最寄りまでは六甲山上バスになり、こちらは季節でダイヤが変わります。標高850mは日が落ちると急に冷えるので、出発前に六甲山上バスの時刻表を確認してください。
公式サイトが周辺情報として挙げているのは次の2つです。
| 施設 | 車での所要 | 公式サイトの記載 |
|---|---|---|
| 天然温泉 六甲おとめ塚温泉 | 25分 | 年中無休/6:00〜25:00(最終受付24:30)/専用駐車場37台 |
| 有馬温泉 | 22分 | 日帰り温泉が複数あり。営業時間は各施設へ問い合わせ |
六甲山上から北へ下れば有馬、南へ下れば灘の温泉。どちらへ降りても風呂があるのは、この立地ならではです。
施設に電話で確かめたこと
公式サイトに書かれていなかったことを、2026年10月に当サイトが施設に電話で聞きました。公式サイトには電話番号の記載がないため、公開されている別の番号にかけました。
| 聞いたこと | 施設の答え |
|---|---|
| 冬の営業 | 年中無休 |
| 着く時刻 | 何時に着いてもよい。事前決済なので、現地での受付もない |
| 電源 | 区画ごとに100V電源がある。ストーブなども使ってよい(容量と料金は聞けていません) |
| シャワー | なし。近くの有馬温泉などを使う人もいる |
| テント | 2人用の常設は今はない(小さいため)。4人用テントの有料レンタルだけ。自分のテントは持ち込めて、持ち込む人が多い |
| 冬の道 | 冬はノーマルタイヤでは厳しい |
| 冬の寒さ | 寒いので、シュラフやビーチチェアも使ってほしい(どちらも公式サイトに有料レンタルの案内あり) |
「何時に着いてもよい」のは、仕事を終えてから向かう人にはありがたい条件です。同じ六甲山上のそうぞうのすみかは、チェックインが16時までです(初めての人は説明があるため。こちらも施設に電話で確認)。
公式に書かれていないこと
(2026年10月8日更新:公式サイトの設備欄の表示(電源・トイレ・ペット)を反映できていなかったため、この節を直しました。2026年10月27日更新:営業期間・シャワー・テントの持ち込みは施設に電話で確かめたので、上の節に移しました。)
次の項目は公式サイト・予約サイト・プレスリリースのいずれにも記載がなく、施設への電話でもまだ確かめられていません。行く前に問い合わせて確認してください。
- 電源の容量と料金|区画ごとに100V電源があることは電話で確かめましたが、容量(A・W)と料金は分かっていません
- 冬の炊事場の水|設備欄に「流し場」の表示はありますが、冬に凍って使えなくなる日があるかは分かっていません
- ペットの条件|設備欄に「小〜大 ペット Free」の表示はありますが、同伴の条件や料金は書かれていません
- 区画数|「春の特別体験」の1日4台という数字はありますが、通常時の受け入れ台数は不明です
冬も営業していることは確かめられました。電気毛布やヒーターを使うつもりなら、電源の容量だけは予約の前に問い合わせフォームから聞いておくと安心です。
なお公式サイトのアクセス欄には「山陽新幹線六甲ケーブル下駅」という表記がありますが、六甲ケーブル下駅は阪神バス・神戸市バスの停留所および六甲ケーブルの駅で、新幹線の駅ではありません。表記の誤りと思われます。
標高850mの夜は、市街地より何℃低いか
六甲山上に気象庁の観測点はないので、近い標高の地点で見ます。気象庁の平年値(1991〜2020年)です。
| 観測点 | 標高 | 8月の日最低気温 | 1月の日最低気温 |
|---|---|---|---|
| 神戸 | 5m | 26.1℃ | 3.1℃ |
| 生野 | 320m | 21.9℃ | −1.3℃ |
| 兎和野高原 | 540m | 20.7℃ | −1.8℃ |
標高540mの兎和野高原で、神戸との差は8月の日最低気温で5.4℃。標高850mならさらに下がります。GREENIAの公式リリースも「市街地に比べ気温が約5℃低い」としています。
夏でも長袖は必要です。公式サイトの有料レンタルはテント・シュラフ(1個1,000円)・ビーチチェアで、上着は自分で用意します。冬は施設からも、シュラフやビーチチェアを使うよう勧められました。冬の道はノーマルタイヤでは厳しいとのことです。
まとめ
- 六甲山みよし観音オートキャンプ場は、神戸市灘区六甲山町北六甲4512-387、標高850mにある新しい施設です
- キャンピングカーがなくても、普通の車で行って泊まれます。テントは持ち込むか、4人用の有料レンタル(2人用の常設は今はありません)
- 料金は5名1泊10,000円〜(公式予約サイト)。1人2,000円からの計算になります
- 六甲山上でテント泊できるのは、そうぞうのすみか・みよし観音・六甲山アドベンチャースクールの3か所です
- 施設に電話で確かめると、年中無休・何時に着いてもよい(現地での受付なし)・区画ごとに100V電源・シャワーなし。冬はノーマルタイヤでは厳しいとのことでした。電源の容量は分かっていないので、予約前に問い合わせを
- 標高850mは市街地より約5℃低い。夏でも長袖が必要です
当サイトはこれまで「六甲山上でテント泊できるのはそうぞうのすみかほぼ一択」と書いていました。その記述は正しくありませんでしたので訂正します。







